定食屋を開業したいと思っているが、開業後の年収が心配という人もいるでしょう。年収を上げるためのコツについて紹介します。コツを知って利益が上げられるような上手な店舗運営を目指してみませんか。
定食屋を開業した際の年収はどれくらい?
定食屋を開業した際の年収が気になりますが、平均年収や黒字経営の定食屋などについて見ていきますので参考にしてください。
定食屋オーナーの平均年収の目安
定食屋のオーナーになった場合の平均年収の目安ですが、300万円~600万円程度が目安で、中には1,000万円以上のケースもあります。黒字経営なら平均600万円台も目指すことが可能です。
立地・業態別で変わる年収の違い
年収は、立地や業態別でも変わります。
立地が良く、大規模な店舗で黒字の場合には年収1,000万円以上も多い傾向です。複数店舗を運営している場合なども年収1,000万円以上が多くなります。
家族で経営している場合も、人件費が少なくて済むため、年収900万円近くになるケースがあります。
黒字経営できる定食屋の共通点
黒字経営ができる定食屋の共通点としては、次のような点が挙げられますので、参考にしてください。
- 人気の看板メニューがある
- 常連のリピーターが多い
- 地域に愛されている
- 計画的な仕入れと原価管理、材料のロスなどが管理されている
- 人件費などもしっかり管理されている
定食屋を開業した際の年収の計算方法
定食屋を開業した際の年収の計算方法ですが、次のようになりますので事前に知っておくことがおすすめです。
売上から年収を算出する基本式
売上から年収を算出するための計算式は次の通りです。
- 売上 - 必要経費 = 年収
売上を上げ、必要経費を下げることで、年収は上がっていく計算式となっています。
定食屋の主なコスト内訳
定食屋の必要経費、主なコストとしては次のようなものが挙げられます。売上全体に対して占める割合の目安も参考にしてください。
コストの内訳:
- 家賃 10%以内(毎月一定の固定費)
- 食材費 30%前後(業態や仕入れによって変わる変動費)
- 人件費 25%〜30%前後(業態や売上、従業員数や給与水準によって変わる変動費)
- 水道光熱費 5%〜8%前後(ガスや電気・水道代など業態や規模で変わる変動費)
- 消耗品費・通信費 5%程度(箸、おしぼりなどの消耗品、電話代などの変動費)
- 広告宣伝費 3%程度(変動費)
- 減価償却費・雑費 10%前後(備品、税金その他雑務の変動費)
年収を左右する「原価率」と「人件費」
コストの内訳を参照してもらうと、食材費(原価率)30%前後と人件費25%~30%の割合が高いことがわかります。
つまり、原価率と人件費を考えることがコストを抑えることにもつながります。どれだけ抑えることができるかによって年収を左右すると言ってもいいでしょう。

定食屋を開業して年収を上げるためのコツ
定食屋を開業して年収を上げるためのコツとしては、次のようなコツがあります。これらのコツを知ることで、利益を上げやすくておすすめです。
原価管理と仕込み効率で利益を最大化する
売上が上がっても、原価管理をしっかりしておかなければ利益は上がりません。原価管理をきちんとしておくことが利益を最大化するコツとなります。そして、そのためには仕込み効率もしっかり上げなければならないでしょう。材料だけでなく、仕込みにかかる人件費を下げなければ利益は上がりません。
安定した味づくりでリピーターを増やす
定食屋の年収を上げるためには、リピーターを増やすことも大事です。安定した味で人気のメニューなどを提供することでリピーターが増え、売上も安定化します。
定食屋といえば、「味がいつも美味しい」ということがとても大事で、その日によって、また人や店によって味が変わったりすることは防がなければなりません。味の変化などはすぐに口コミなどによって広がるでしょう。
そのためにも、業務用のだしや調味料、OEM(委託製造)によって、味の安定化を図ることも一つのコツです。いつ誰が作ってもお店ならではの美味しい味を提供できるように努めることで、売上が安定します。
メニュー設計と回転率で年収を底上げする
また、利益が出るメニュー設計も大事なコツです。利益の出るメニュー作り、ロスが出ないメニュー作りも大事にする必要があります。回転率を上げることも年収を上げるためには大切です。
定食屋の場合にはピーク時の回転率は、1.0〜2.0回転で、ピーク時の回転率を上げる工夫も必要です。
注文から提供までのオペレーションの効率化や客席の空席をなくし詰めてもらうなど稼働率を上げる必要もあります。
まとめ
定食屋を開業した際の年収について紹介しました。年収は300万円~600万円が目安となりますが、成功すれば1,000万円以上も可能です。
ただし、そのためには売上を上げるためでなく、コストを抑えるコツを知っておくことも大切です。原材料の原価率や人件費をしっかり考える必要があり、原価率に関しては、味を落とさず原価率を下げる努力をしなければなりません。
業務用仕入れやOEM(委託製造)を上手に活かし、安定した味づくりをすることも一つのコツです。業務用仕入れやOEM(委託製造)で原価率を下げる努力もしつつ、年収を上げることが大切なことも参考にしてください。



