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小ロットOEMで叶えるオリジナル液体調味料(調味液・タレ)

目次

ソースやタレなどの液体調味料は、料理の味やお店の味を決める重要なアイテムです。お店オリジナルの味の製品化を、小ロットのOEM(委託製造)で叶えませんか?今回は、OEMのメリットや製造の流れをご紹介します。

液体調味料(ソース・タレ)とは

オリジナル調味液・タレは料理に合わせてつくられる

ひとつで料理の味を特徴づけてくれる専用のソースやタレ。そこには、料理に合わせた”プロの味づくり”が隠されています。基本五味と呼ばれる「旨味、甘味、塩味、酸味、苦味」のバランスに加え、辛味、風味などを調整して、料理に合わせた味が生み出されるのです。

ソースとタレの違い

どちらも調味に使いますが、違いは用途。主に洋食で使うものが「ソース」、それ以外の和食などで使うものが「タレ」と呼ばれています。

ソースとたれの違いとは?飲食店が知っておきたい基本知識

ソースとたれの「定義の違い」

ソースとたれは、どちらも食品に風味をつける液体調味料ですが、使い方や目的が異なります。

  • ソース:ヨーロッパ発祥の調味料で、料理の「仕上げ」にかけて味を補完するのが特徴です。とんかつソースやウスターソースのように、料理の「上からかける」イメージが強いです。
    ソースは粘度が高いものからサラサラしたものまで幅広く、フルーツや野菜、スパイスを原材料とすることが多いです。
  • たれ:日本やアジアの食文化に由来する調味料で、主に「浸ける」「絡める」目的で使います。焼き鳥のたれ、うなぎのかば焼きのたれ、すき焼きのたれなど、加熱調理時に食材に絡ませて使用するケースが多いです。
    しょうゆ、みりん、砂糖をベースにする和風のたれが多いですが、キムチのたれや中華風のたれなど、さまざまなジャンルが存在します。

ソースとたれの「原材料の違い」

ソースとたれは、使用される原材料にも明確な違いがあります。

  • ソースの主な原材料:野菜(トマト、たまねぎ、にんじんなど)、フルーツ(りんご、バナナなど)、スパイス(クローブ、シナモンなど)、ビネガー(酢)などが使用されます。甘味や酸味のバランスが取れた複雑な味が特徴です。
  • たれの主な原材料:しょうゆ、みりん、酒、砂糖が基本的な材料で、和風の風味が強いものが多いです。これに、にんにく、しょうが、唐辛子、ゴマ、はちみつなどが加わり、料理に応じた独自の味わいが生まれます。

ソースとたれの「使用シーンの違い」

ソースとたれの使用シーンは、料理の種類や食材との相性によって異なります。

  • ソースの使用シーン:とんかつ、ハンバーグ、コロッケなどの揚げ物の上にかけるのが一般的です。また、タルタルソースやバーベキューソースのように、ディップとして使うこともあります。
  • たれの使用シーン:焼き鳥やすき焼きのように、食材に絡めて味を染み込ませるのが一般的です。焼き肉のつけだれ、しゃぶしゃぶのつけだれのように、食材を「浸ける」調理方法にも用いられます。

使用シーンの違いから言えば、ソースは料理の完成後にかけるものであり、たれは調理中または食べる直前に使用するものと考えられます。

ソースとたれの「製造方法の違い」

ソースとたれは製造工程にも違いがあります。

  • ソースの製造方法:材料を煮詰めてろ過する工程が多いのが特徴です。野菜や果物のペースト、ビネガー(酢)、スパイスを加え、濾過機を使って固形物を取り除きます。これにより、なめらかで濃厚なテクスチャーが生まれます。
  • たれの製造方法:しょうゆやみりんを混合してから加熱処理するケースが多いです。加熱中に糖分がカラメル化し、甘みとコクが増します。さらに、にんにくや生姜のエキスを抽出して加えることで、より深みのある風味が生まれます。

ソースは「素材の濾過」が重要な工程であるのに対し、たれは「加熱や抽出」によって旨味を引き出すことが求められます。

ソースとたれの「パッケージの違い」

ソースとたれでは、使用シーンや用途の違いに合わせてパッケージも異なります。

  • ソースの容器:ソースは粘度が高いため、プラスチックボトルやガラス瓶が多く採用されます。ケチャップやウスターソースのように、ボトルの先端を「押し出しやすいノズル付き」にすることで、料理にかけやすい構造が採用されています。
  • たれの容器:たれは、詰め替え用のパウチや密封容器が多く使われます。焼き鳥のたれやすき焼きのたれなど、家庭で使いやすい形状が重視されます。
    業務用では、大容量のペットボトル型や一斗缶も使われ、飲食店ではボトルごと小分けして使用するのが一般的です。

消費者の利便性や、業務用の効率化を考えると、ソースは「かけやすさ」、たれは「扱いやすさ」がパッケージ選定の基準になります。

調味料OEMで向いている調味料は?

液体調味料(ブレンドソース・タレ)をOEM製造するメリット

OEMとは、生産設備をもつ企業に製造を委託することです。ここでは、ソース・タレなどの液体調味料をOEM製造するメリットについてご紹介します。

オリジナル製品が開発できる

「こだわりの味をつくりたい」「他社と差別化したい」「調理の効率を上げたい」そんなときは、開発ノウハウと製造設備をもつOEMにお任せください!ご要望にあわせたオリジナル製品の開発をサポートいたします。

仕入れや開発コストの削減

原料の仕入れ、開発はOEM企業でおこないますので、仕入れや開発に関わるコスト削減が期待できます。また、製造工場を整備するには莫大なコストがかかりますが、OEM製造なら設備投資も不要です。

味の安定供給が可能

店舗や調理スタッフが多数の場合、味のばらつきをなくすことが課題です。OEM製造したソースやタレは味が一定に管理されていますので、ばらつきの心配なく、簡単に、味の安定した料理を提供することが可能です。

液体調味料やタレをOEM製造は大ロット?小ロット?

「ロット」とは同じ種類の製品を生産する際の単位。つまり「大ロット」は同じ製品を一度に大量に製造すること、「小ロット」は少量で製造することです。どちらが良いかは製品により異なりますが、これからOEM製造をはじめたい場合は、小ロットがおすすめです。それぞれのメリットとデメリットをご紹介しますので、ぜひご検討ください。

大ロット製造のメリットデメリット

大ロット製造の1番のメリットは、製品1つあたりの「コストが低いこと」です。一度に大量に製造するためコスト総額は高くなりますが、生産効率が良く、製品1つのコストが低くなります。一方、デメリットとして「在庫リスクが高く、市場の変動に対応しにくいこと」が挙げられます。低コストでつくった商品でも、在庫が余ってしまってはコストを回収できない可能性があります。

小ロット製造のメリットデメリット

小ロット製造のメリットは、「在庫リスクが低く、対応が柔軟なこと」です。少量生産のため、多くの在庫を抱えずにすみます。「お店の味を商品化したい」「限定品を作りたい」などのご要望を叶えるのに最適です。ただし、生産の効率は下がるため、コストが高くなってしまうのがデメリットといえます。

麺素の液体調味料やタレのOEM製造について

ソースやタレの小ロットOEM製造なら、ぜひ麺素株式会社にお任せください!オリジナルレシピの開発・製造をサポートいたします。

ご相談から製造までの流れ

打ち合わせ

製品のイメージ、用途、形態、ロット、希望価格、納期などを打ち合わせます。

レシピ開発・賞味期限調査

味の参考品や打ち合わせのイメージをもとに、レシピを考案。品質保持にかかせない賞味期限も調査します。

試作

弊社にて、試作を重ねます。味、品質、工場設備への適応など、多方面から検討します。仕上がった試作サンプルをご確認いただきながら、改良を進めます。

お見積もり

試作によるレシピの決定後、正式なお見積もりをさせていただきます。

各種届け出

製造所固有記号、製品表示ラベルなど、法律に沿って必要な届け出をします。

製造・出荷

弊社設備にて製造し、出荷いたします。

生産ロットや充填容器について

生産ロットは約360リットルからお受けいたします。

充填容器については、ガラス瓶(300mℓ、1.8ℓ)、ペットボトル(350mℓ、1ℓ、1.8ℓ

)、小袋(10g~200g)、BIB(10ℓ、18ℓ)などにご対応しております。

製造実績

めんつゆ、そばつゆ 、焼肉・焼鳥のたれ 、焼きそばソースのブレンド、お好み焼きソースのブレンド、串カツソース、おでんだし、鍋用だし、佃煮などの加工用調味液、その他の加工用調味液。

調味料OEMの流れと調味料OEM企業を選ぶ時のポイント

まとめ

液体調味料のOEM製造について、イメージは湧いたでしょうか?オリジナル製品を製造するなら、まずは小ロットからがおすすめです。

麺素株式会社では、調味液やタレをはじめ、液体調味料の小ロットOEM製造開発を承っております。OEM製造をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。