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蕎麦屋の開業で必要な資金と支援制度、仕入れのポイントも知りたい!

目次

蕎麦屋を開業するために必要な資金とその内訳

蕎麦屋を開業したいと考えている場合に、どのくらいの資金が必要なのか、またどんな費用がかかるのかを心配している人も多いでしょう。次の内容を参考にしてみませんか。

店舗の規模別に見る初期費用の目安

蕎麦屋の開業では、店舗の規模によっても初期費用が異なります。1,000万円程度が初期費用の相場となっていますが、店舗の規模によって物件取得費が大きく変わり、費用にも差が出ます。

物件取得費は300万~400万円程度が目安ですが、店舗の規模によって費用を抑えることも可能です。

内装・設備・調味料などにかかる主な費用項目

蕎麦屋の開業でかかる主な初期費用としては、物件取得費の他に内装費や設備費が大きな割合を占めます。内装費や設備費は店舗規模や、居抜き物件を利用するかどうか、また中古品を活用するのかなどによっても費用が異なります。

  • 内装費 450万~750万円
  • 備品設備費 100万~500万円

また、調味料などの仕入れ費用も事前に検討しておくことが大切です。だし用の昆布や鰹節、かえし用の醤油、みりん、そばつゆのタレ、薬味(ねぎ、わさび、七味など)や、天ぷらの具材の調味料などが必要となり、初期費用として考える必要があります。

初期費用を抑えるためのポイント

蕎麦屋開業の初期費用を抑えるためのポイントとしては、大きな割合を占める物件取得費や内装費、設備費で、居抜き物件の活用や、中古設備の利用をするのもポイントの一つです。また、調味料などの仕入れに関しても、業務用仕入れ先をいろいろと検討してみるのもいい方法です。

蕎麦屋開業資金を調達する方法と支援制度

蕎麦屋を開業するにあたっては、開業資金を調達する方法や支援制度についても詳しく知っておくことがおすすめです。

自己資金の目安と計画的な貯蓄のコツ

開業資金を貯める際には、自己資金を3割以上貯めるのがいい方法と言われています。3割程度自己資金を持っておくと、融資を受けやすい場合が多くなります。

開業のために計画的に貯金を貯めておくといいでしょう。最低でも開業半年前くらいから、開業資金がいくら必要なのかを計算して計画的に貯金をしてください。

融資・補助金・助成金の活用

そして、自己資金がある程度貯まったら、融資や補助金、助成金を活用してみるのも一つの方法です。

金融機関からの融資だけでなく、日本政府金融金庫から開業資金融資を受けるのもいい方法と言えます。低金利で無担保で融資を受けられる可能性があります。

また、補助金や助成金ならば、原則として返済の必要がないため、活用してみるのもおすすめの方法です。

専門業者や支援サービスの活用方法

開業にあたっては、商工会議所や日本政府金融公庫、地方自治体などの公的機関や民間の企業支援専門業者や支援サービスを活用するのもいい方法です。

起業の相談などからできるため、活用してみることをおすすめします。

開業後の運転資金と安定経営のポイント

開業後についても、少なくとも3か月程度の運転資金や安定経営を目指すことが大切です。開業後の安定経営のポイントについても紹介します。

毎月の固定費と変動費の内訳

蕎麦屋の開業では、毎月の固定費と変動費の内訳をしっかりと把握しておくことが大切です。固定費の割合が高いと、売上が上がってもなかなか利益が増えないため、注意してください。

固定費が30%~40%の割合となるのが目安のため、できるだけ下げるように努めるのもポイントです。店舗の家賃や設備のレンタル料などが固定費となります。あまり高額の家賃の場合には、売上を圧迫してしまう可能性もあるため、事前にしっかり検討しておいてください。

安定した仕入れと原価管理の重要性

そして、開業後は安定した仕入れと原価管理が重要です。食材費は30%以下に抑えるのがおすすめです。

最近では様々な仕入れ価格が上がっていますので、食材費の割合が高騰しないように注意してください。

例えば、蕎麦屋にとって重要なだし用の昆布や鰹節、かえし用の醤油、みりん、そばつゆのタレ、薬味(ねぎ、わさび、七味など)や、天ぷらの具材の調味料などで、業務用仕入れ先を確保し、価格を安定化させることもおすすめです。

リピーターを増やす味のブランディング

安定経営のためにはリピーターを増やすこともとても重要です。店ならではの味のこだわり、ブランディングをすることが成功のポイントです。

他の店との差別化を図り、「だしが美味しい」「そばの麺が他とは違う」など、こだわりのポイントを打ち出し、リピーターを増やすように努めるといいでしょう。

まとめ

蕎麦屋の開業にあたり、開業資金や運転資金について、また支援制度について紹介しました。開業にあたっては、まず必要な運転資金の3割程度を自己資金で貯め、あとは融資や補助金、助成金などを計画的に活用するのも一つの方法です。

また、固定費と変動費の割合をしっかり把握し、経営の安定化を図ることが重要です。仕入れでは、業務用仕入れ先として実績のある弊社などを選んでみるのもポイントの一つです。味へのこだわりと安定化が図れるためおすすめします。