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味付けがポイント!味付けのりのタレのOEM製造

おにぎり、寿司、ざるそば、さまざまな料理に磯の香りと艶やかな黒の彩りを添えてくれる「のり」。日本で長く親しまれている食材ですが、最近のトレンドは「味付けのり」タイプの商品で、味がポイントのようです。そこで、今回は最近ののり事情とともに、オリジナルの味付けのりを作りたいときに重要な、タレのOEM製造についてご紹介します。

のりの市場動向について

おにぎり、寿司、ざるそば、さまざまな料理に磯の香りと艶やかな黒の彩りを添えてくれる「のり」。日本人に親しまれる身近な食材です。最近ではのりの消費者ニーズにも変化が見られ、「味付けのり」が人気のトレンドになっているようです。

近年の日本ののりの生産量

のりは、和食に欠かすことのできない食材として長く親しまれています。しかし生産量は、1990年代の100億枚/年をピークにその後減少し、近年は70億枚を割り込む低水準に留まり、そして直近は2年続けて50億枚を下回る見通しです。

のりの消費量の減少要因と消費者のニーズの変化

のりの消費量の減少要因として大きく3つが挙げられます。

・不作による値上がり(温暖化による不作)

・コロナ禍による外食産業、コンビニおにぎりの売上低迷

・消費者のニーズの変化

なかでも注目すべきは3つめの「消費者ニーズの変化」です。のりの圧倒的ニーズを占めてきたのは「おにぎりや手巻き寿司に使用する焼き海苔」でしたが、令和の時代においては違うトレンドの風が吹いています。キーワードは「のりを使わないおにぎり」「味のついたのり」です。「味のついたのり」は若い世代を中心に、手軽に使え、おやつやおつまみにも楽しめるため人気となっています。

のりの新商品の開発事例とその効果

最近ののりの新商品で目を引くのが「味のついた」商品です。

「味付けのり」では、おやつ・おつまみ用をコンセプトとし、食感にこだわった商品が、豊富な味のバリエーションも揃え、のり離れの進む若い世代の心を掴んでいます。

「韓国風のもみのり」は、のりの新しいカテゴリーとして近年ブームが続いています。韓国の味付きのもみのり「ジャバンのり」の味を、日本人の口に合う味に改良した商品が大ヒットしました。これをきっかけに、さまざまなメーカーから続々と新商品が発売され続け、のり業界の活性化が期待されています。

味付けのりのタレの作り方とポイント

味付けのりのタレをオリジナルの味で作りたいなら、タレを「OEM」で開発製造することが可能です。タレを作る際のポイントをご紹介します。

味付けのりの基本的な材料と調味料

味付けのりを作る際に必要な材料は、焼きのりと、味をつけるためのタレです。タレは、しょうゆ、みりん、砂糖を基本に、だしなどで旨みをプラスします。

味付けのりの作り方

まず、タレをつくる前に「味付けのり」は工場でどのように作られるのでしょうか。

摘み取ったのりを板状に成形し、乾燥させると「乾のり」となり、乾のりを焼き上げることで「焼きのり」ができます。さらに焼きのりに味付けと乾燥を繰り返すことで「味付けのり」となります。

味付けラインでは、ラインのコンベア上に並べられたのりが、味付けのローラーやスポンジを通っていくことにより、1枚1枚に味がつけられます。

味付けのりのタレを作る際の注意点

味付けのりのタレはこだわりのだしや原料で味付けすることが可能ですが、工程を想定した注意が必要です。

味付け工程でのりに均一につくよう、時間がたっても分離や沈殿などのばらつきが出ないか。乾燥工程では加熱による焦げやすさ、糖によるべたつき、味変化に問題はないかなどの注意が必要でしょう。

味付けのりのタレの保存方法

常温保管の商品の場合も、開封した場合は冷蔵保管です。

味付けのりのタレのバリエーション

タレの「OEM製造」では、味づくりのプロがご要望をお伺いし、バリエーション豊かなタレをつくりあげます。ここでは味付けのりのタレ、4つの味をご提案します。

かき風味

かきの濃厚な旨みと風味がのりとマッチして、豊かな磯の香りが口いっぱいに広がります。

おつまみにおすすめの一品。

塩味

ベーシックな塩味は、どんな食材にも相性が抜群。サクサクの食感とともに、ごはん、麺類、サラダなど、料理のおいしさをより一層引き立たせてくれます。ごま油をプラスすれば韓国風の味わいに。

うめ味

のりと相性の良い、和の味わい。梅のほんのりとした酸味と風味があとをひきます。おやつやお口直しとしても、さっぱり召し上がれます。

アレルゲン配慮したやさしい味

市販の味付けのりで注意すべきなのが「アレルゲン」です。味付けに魚介類のエキス等が使われていることがあり、魚介類のアレルギーがある方は特に注意が必要です。アレルゲンとなる原料を使わないやさしい味なら、アレルギーのある方も、安心して召し上がっていただくことができます。

まとめ

市場のニーズが変わりつつあるのり業界。「味付けのり」商品のニーズは、これからも伸びていくことが期待されます。委託で調味料の開発製造をおこなう「OEM製造」なら、ご要望にお応えしたタレのご提案が可能です。ぜひ、オリジナルの味付けをご検討されてみてはいかがでしょうか。